福島区医師会

ごあいさつ

 福島区医師会のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

  福島区は人口が約80,000人で、大阪市24区の中では5番目に小さな区です。戦前からの古い町並みが残る一方、日本有数のターミナルである梅田に近いため、区内の各駅の周辺には多くのオフィスやショップ、レストランが集まり、また再開発で大きなマンションの建設も増えています。このため、都市部を含めて日本中の人口が減少する中で当区は人口増加地域となっております。また、若い世代の流入が多く、65歳以上の高齢者の比率は大阪市全体の平均が約25%であるのに対して20%前後と低いのが現状です。とはいえ、65歳以上の単独世帯や夫婦のみの世帯が増加し、全体の高齢化は着実に進みます。特に高齢者はいくつもの病気をお持ちのことも多いため、複数の診療科の診療が必要ですし、病院と診療所との協働関係、歯科や薬局、行政、介護施設などとの協力が欠かせません。さらに、住民の皆さまにも地域活動やボランティア活動などを通じて、医療機関、介護施設、行政機関とともに健康な生活の維持に取り組んでいただきたいと思っています。一方、全国で少子化が進む中、当区では児童数も増えて来ております。予防接種や健康診断、学校医、急病診療所への出務などを通じて子どもの健康を守ってまいります。

 福島区医師会は昭和22年に創設以来、今年で創立76周年を迎えることとなりました。当会は、病院6、診療所74、会員数は開業医・勤務医合わせて194名(令和5年9月現在)ですが、平成7年からは社団法人、平成24年からは一般社団法人として常に行政機関や各種関係団体と密に連携を取りながら、住民の皆さんや地域で働く方々に様々な医療、保健、介護のサービスを安定して提供するため、会員相互の連携を図り、また医療に関する研修、研鑽を積んでおります。

 福島区医師会は今後も地域住民の保健・医療・福祉に貢献できるよう会員一同努力してまいりますので、皆様のご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

令和5年9月

一般社団法人福島区医師会 会長 中島滋郎